ガラスに熱を加えるとどうして強化ガラスになるの?
強化ガラスは、普通のガラス(フロートガラス)に一度熱処理をして冷風をかけ急激に冷やしたガラスです。
こうして出来たガラスは、衝撃に対する強度を増しています。耐風圧強度が、普通のガラスに比べて約3.5倍~4倍と非常に強度が強くなっています。
このガラスは、熱処理をして冷風でガラスを冷やすと、表面に圧縮応力もちます、内部にはそれに見合う引っ張り応力を持ちます。結果として衝撃に対する強度を増しています。内部と外部の応力のバランスがとれているから、ガラス自身の強度が高くなっているのです!!
強化ガラスは、自動車のサイドウインドウなどにも使われています。自動車は常に振動や衝撃のが加わっている為、強度が高くないとすぐに割れてしまいますよね。割れにくく安全に車にのれるように、強化ガラスが使われています。
注意:内部と、外部との応力のバランスが崩れてしまうと一瞬にして粉々に割れてしまいます。