ネオセラム (耐熱ガラス) とは|ガラスの種類辞典

ネオセラム (耐熱ガラス) とは

「ネオセラム」は、最高使用温度700度の耐熱ガラスです。温度による寸法変化 (熱膨張) が小さいガラスで、高い光線透過率を持っています。

どんな所に使われているの?

一般的に、家電製品のIHクッキングヒーター (電磁調理器) 用のトッププレートをはじめとして、ガス・石油機器のストーブの前面ガラスや薄型テレビ用PDP (プラズマディスプレイパネル) 基板などの焼成用電気炉内壁材として広くご利用されています。

薪ストーブの覗き窓にも使える?

薪ストーブは200℃ぐらいで使われる方もいらっしゃるかもしれませんが、空気を送る量が多いと、250℃~300℃まで加熱されます。十分に耐えられる性能を持つはずの耐熱ガラス「テンパックス(500℃タイプ)」でも、薪ストーブに使用している最中に熱割れしてしまったケースが報告されています。

ですので、薪ストーブの覗き窓に使われる場合は、こちらの「ネオセラム(700℃タイプ)」がおすすめです。

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