耐火・遮熱積層ガラス|ガラスの種類辞典

耐火・遮熱積層ガラス

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特徴 ケイ酸ソーダー系酸樹脂と、板ガラスを交互に何枚も重ね合わせたガラス
1時間耐火間仕切り壁
物が貫通しにくい、破片が飛び散りにくい
遮音効果あり
シーン 防火区画壁、避難通路、避難階段間仕切り
エレベーターホール、図書館や病院、学校
厚み 25 (ミリ)

耐火遮熱積層ガラスとは

 耐火遮熱積層ガラスとは、ケイ酸ソーダー系酸樹脂と、板ガラスを交互に何枚も重ね合わせ、厚みが25ミリととても厚みがあるガラスです。

特徴

  • 1時間耐火間仕切り壁である。
  • 火災などの時には、熱放射を遮断して避難経路を確保できる。
  • 耐火遮熱積層ガラスは、高温になると、発泡・白濁して不透明になる。
  • 物が貫通しにくい、破片が飛び散りにくい。
  • 遮音効果がある。

耐火遮熱積層ガラスの利用シーン

耐火遮熱積層ガラスは、主に防火区画壁、避難通路、避難階段間仕切りなどに使われています。

網や線が無いため、透明な耐火間仕切り壁が可能になりました。エレベーターホールなどの閉ざされた空間の雰囲気を変えることができます。

また、遮音効果も高いガラスのため、静かな空間作りに用いることも可能です。図書館や病院、学校などで使用されています。

耐火遮熱積層ガラスは、自分で切る事ができますか?

いいえ、自分で切ることはできません。

ガラス(3ミリ) +樹脂+ガラス(3ミリ) +樹脂+ガラス(8ミリ) +樹脂+ガラス(3ミリ)+樹脂+ガラス(3ミリ)=総厚25ミリのとても厚みの厚いガラスの構造になっています。何層にも重なり合った、樹脂とガラスを自分で切ることはできません。

ご希望のサイズがお決まりの場合、オーダーサイズでのご注文をお勧めいたします。

屋外で耐火遮熱積層ガラスを使うことはできますか?

いいえ、できません。

紫外線や水分の影響で細かい気泡が発生する場合があります、屋内でのみお使い下さい。屋内であっても、使用温度が40度以上を超えないように注意して下さい。

耐火遮熱積層ガラスを曲げたり、穴あけは出来ますか?

いいえ、残念ながら曲げたり、穴あけの加工はできません。

厚みも大変厚く、合わせガラスになっている為穴は開けることができません。また加熱処理を行えませんので、曲げ加工もできなくなっています。(表面温度が40℃を超える場所では、気泡が発生してしまいます。)

耐火遮熱積層ガラスの厚み、最大サイズは?

厚みは、他のガラスににはない25ミリの一種類です。25ミリの内訳は下記の通りです。

ガラス3ミリ+樹脂+ガラス3ミリ+樹脂+ガラス8ミリ+樹脂+ガラス3ミリ+樹脂+ガラス3ミリの合計25ミリです。何層にも重ねられたガラスと樹脂からも、普通のガラスにはない耐火性、遮熱性を兼ね備えることが、目で見てもわかりますね。

最大サイズは、2570ミリ × 1370ミリとなります。

大きな開口部にも使えそうです。ただし、特殊樹脂を使っていますので、紫外線やや水分の影響で細かい気泡が発生する場合があるますので、屋内で使用して下さい。また、屋内でも40度を超えないようにして下さい。

 ガラスを販売するときは、規格のサイズ (作り置きガラス)から切り出して販売します。規格サイズの最大寸法は2570ミリ × 1370ミリで、この範囲内であればどんな大きさでも可能です。

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