低膨張防火ガラス|ガラスの種類辞典

低膨張防火ガラス

  • 防火ガラス-1
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特徴 防火区画で防火設備として認められるガラス
火災が起こった場合でも割れずに耐える
同じ防火ガラスの「網入りガラス」と違い、網がない為に視界を妨げない
網や線入りガラスに加えて耐火性や耐熱性の優れた網や線の入っていないタイプも製作可能
シーン 住宅窓、住宅テラス窓、エントランス、ショーウィンドウ
防煙垂れ壁
防火ドアや防火シャッター、防火扉の代わり
厚み 5 / 6 (ミリ)

低膨張防火ガラスとは

低膨張防火ガラスは、ホウケイ酸硝子を熱処理してできたガラスで、特定防火設備や防火設備用のガラスとして使われています。

優れた耐熱性を持っており、透明で、網がなくスッキリとした視界が得られます。(普通のフロートガラスより透明性が高いガラスです。)

また、熱処理加工されていますので、普通のフロートガラスの2倍の強化を持っています。

ただし、万が一割れた場合でも破片は細かくなりません

今までは、防火戸には網入りガラスが一般的でしたが、低膨張ガラスを使うことでスッキリとした視界が確保できます。

低膨張防火ガラスは、自分で切ることができる?

いいえ、できません。

低膨張防火ガラスは、強化ガラスのように一度熱処理されています。その為、穴を開けたり、切ったりすることはできません。切ったり、穴あけするとガラスが割れてしまいます。ご希望のサイズがある場合は、オーダーサイズでの製作をお勧めいたします。

低膨張防火ガラスに穴あけはできる?

いいえ、できません。

強化ガラスと同じように一度熱処理されているガラスですので穴を開けることはできません。穴を開けると全体にひびがはいって割れてしまいます。

低膨張防火ガラスの厚みの種類、最大サイズは?

低膨張防火ガラスの厚みは、6ミリ,5ミリのみとなります。

ガラスを販売するときは、規格のサイズ(作り置きガラス)から切り出して販売します。 規格サイズの最大寸法内であればどんな大きさでも可能です。

最大サイズは、下の表の通りです。ご確認下さい。

品種

厚み(ミリ)

最大サイズ(ミリ)

ピラン (特定防火設備用)

6.5 3000 × 2000

ピラン (特定防火設備用) 透明タイプ

6.5 3000 × 2000

ピラン (防火設備用) 熱線反射タイプ

6.5 2400 × 1200

ピラン (防火設備用) 高性能熱線反射タイプ

6.5 2400 × 1200

特定防火設備用には、熱線反射ガラス、高性能熱線反射ガラスを使うことはできませんのでご注意下さい。

低膨張防火ガラスに熱線反射タイプはありますか?

熱線反射タイプのご用意が可能です。素板に熱線反射ガラス高性能熱線反射ガラスを使うことで熱線反射が可能になります。

低膨張防火ガラスの特性でもある、高い耐熱性と透明で網のないガラスと言うことだけではなく、熱線反射ガラスの特性もあわせもったガラスです。表面に金属膜加工されているため、適度な遮光効果と日射による温度の上昇をコントロールしてくれるほか、明るいまま快適な室内環境をつくる事が可能です。日射温度の上昇をおさえられれば、室内の急な温度の上昇を抑えてくれますね。(冷房のコストを抑えることが可能です。)

熱線反射ガラスを使う場合は、クリア色のみとなります。

高性能の熱線反射ガラスは、日中明るい室外から室内がみえにくいハーフミラー効果があります。

低膨張防火ガラスのエッジ(縁)の部分の加工は何ですか?

低膨張防火ガラスのエッジ(縁)の部分には、特殊な面取りがしてあります。

また、傷防止用のエッジ保護テープが巻いてあります、はがさずにそのままお使い下さい。エッジに傷がつきますと、防火性が維持できない場合もありますので、傷にご注意下さい。

一度加熱処理されていますので、強化ガラスと同じように傷や、ヒビが入りますと全体が粉々に割れてしまいます。ただ、強化ガラスの用に、破片が細かくはまりません。フロート板ガラスのような破片になります。

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