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特徴 | 薄い・軽い 傷つきにくい・割れにくい 常温で曲げることができる キズ・白濁・黄変がない |
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シーン | 太陽電池モジュールのカバーガラス 螺旋階段のガラス手摺 |
厚み | 0.85 / 1.1 / 1.3 (ミリ) |
特徴 | 薄い・軽い 傷つきにくい・割れにくい 常温で曲げることができる キズ・白濁・黄変がない |
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シーン | 太陽電池モジュールのカバーガラス 螺旋階段のガラス手摺 |
厚み | 0.85 / 1.1 / 1.3 (ミリ) |
Leoflex(レオフレックス)は AGC㈱ が製造・販売している「薄板化学強化ガラス」です。
「イオン交換法※」という方法で強化することで、強くしなやかな薄板ガラスが実現。非常に薄いため大幅に軽量化され、またその薄さがもたらす弾性により、常温で曲げて使用することも可能な、従来のガラスのイメージを覆す商品です。
化学強化とは、ガラスに含まれる成分を取り替えて強化することです。
通常のガラスにはNa+ (ナトリウム) イオンが多く含まれています。これをK+ (カリウム) イオンを含む溶液に浸すことで、ガラス表面のNa+イオンと溶液中のK+イオンが入れ替わります。K+イオンはNa+イオンよりも大きいため、ガラス表面の細かなキズを埋めます。これによりガラスが割れにくくなります。
参考:山本哲、吉田宜史「イオン交換法によるガラスの化学強化」
通常、ガラス手摺などに使われる「曲げガラス」は、工場の窯で数百度の熱を加えて曲げているため、コストと時間がかかりました。しかし、レオフレックスはその薄さと弾性力から、常温で曲げることができるため、施工現場での自由な曲げ加工が可能です。
品種 (商品名) | 厚み (ミリ) | 最大サイズ (ミリ) | 最小サイズ (ミリ) |
---|---|---|---|
レオフレックス | 0.85 、1.1 、1.3 | 1200 × 700 | 50 × 50 |
レオフレックスには以下の特性があります。
特性 | レオフレックス(Leoflex) | |
---|---|---|
機械的特性 | 密度 (g/cm3) | 2.48 |
ヤング率 (GPa) | 74 | |
剛性率 (GPa) | 30 | |
ボアッソン比 | 0.23 | |
ビッカース硬度 (強化前) | 595 | |
ビッカース硬度 (強化後) | 673 | |
熱的特性 | 熱膨張係数 (50-350℃ × 10-7/℃) | 98 |
Tg (°C) | 604 | |
軟化点 (°C) | 831 | |
徐冷点 (°C) | 606 | |
歪点 (°C) | 556 | |
光学的特性 | 屈折率 (Nd) | 1.51 |
光弾性定数 (nm/cm Mpa) | 28.3 | |
電気的特性 | 体積抵抗率 (log (Ω・m)) | 8.4 |
レオフレックスにおける、各加工処理の可否は以下の通りです。
切り欠き、穴あけ加工 | △ | 加工制約があります。 |
---|---|---|
継ぎ目のない円筒形造作 | × | |
曲げ加工 | △ | 加工制約があります。 |
切断加工 | △ | 品種、加工、仕様によります。 |
あわせガラス化 | ◯ | |
鏡面加工 | ◯ | |
フィルム貼付 | ◯ | 片面・両面可能 |
ガラスのらせん階段が最新技術によって作れるようになっており、最近ではアップルストアで見ることができます。